宮崎あおい、ギターからウクレレに乗り換え?
2010年3月25日 21:21
[映画.com ニュース] 累計60万部を突破した浅野いにおの青春漫画を宮崎あおい主演で映画化した「ソラニン」のプレミア試写会が3月25日、東京・新宿の東京厚生年金会館で行われ、宮崎をはじめ高良健吾、桐谷健太、ロックバンド「サンボマスター」の近藤洋一、三木孝浩監督が舞台挨拶に登壇。また、シークレットゲストとしてテーマ曲を手がける「ASIAN KUNG-FU GENERATION」も駆けつけた。
OL2年目で突然会社を辞めてしまった芽衣子(宮崎)と、ミュージシャンとして成功する夢を捨てきれないフリーターの種田(高良)の恋愛を軸に、夢と現実のギャップに揺れながらも支え合って生きる現代の若者たちを描いた青春ドラマ。
宮崎は、「去年24歳になって、いろんなことで悩むようになった。でも、悩むことは自分がお芝居が好きな証拠なのかなと思う」と現在の心境を吐露。劇中ではギターの演奏を披露しているが、「新しい一歩として最近、ウクレレを始めた。早く上達したい」と笑顔を見せた。また、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが手がける楽曲をライブシーンで歌ったことについては、「最初にCDを聞いて、本当に素晴らしかったので、『どうしよう。この素晴らしさを壊しちゃいけないな』と思いました。本番では、私の種田への思いが届くように歌いました」。この発言にASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文は「うれしい一言」と満足そうだった。
一方、高良は、高校の卒業式とテレビCMの撮影が重なり、悩んだ挙句、卒業式を選んだ思い出を語り「俳優としてダメな選択だったかもしれないけど、卒業式は一生に一度しかないので……今でも後悔はしてません」。先月30歳の誕生日を迎えて、20代を“卒業”した桐谷は、「こっからが始まり。世界に出て、もっとデカいことをします」と海外進出を宣言。三木監督も5年前に会社を辞め、映画監督の道を進んでおり、「自分の思いを信じた結果、今こうして(舞台に)立っていると思う」と初監督作品の公開に感慨深い表情だった。
この日は「思いをつなぐ」という同作のテーマにちなんで、今春、高校、大学を旅立つ卒業生500名が招待され、抽選で幸運な一名に、劇中に登場するギター“ムスタング”の同型モデルが贈られた。
「ソラニン」はアスミック・エース配給で、4月3日から全国で公開。
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