蒼井優「のだめ後編」で実写映画吹き替えに初挑戦
2010年3月17日 05:05

[映画.com ニュース] 蒼井優が、上野樹里と玉木宏の主演最新作「のだめカンタービレ/最終楽章 後編」で実写映画の吹き替えに初挑戦することが分かった。蒼井が担当するのは、後編のキーパーソンとなる登場人物で、ハンガリー人テルミン奏者ヤドヴィの日本語吹き替え。今回の出演に対して、「まさか“のだめ”に自分がかかわれるとは思っていなかったので光栄です」と喜んでいる。
今回の起用は、レギュラー出演者や製作陣にとっても理想の展開。蒼井と「亀は意外と速く泳ぐ」(2005)、「虹の女神」(06)で共演経験のある上野は、「原作を読んでいたときから妖精みたいな雰囲気があって、『蒼井優さんみたいな人ですね』と言っていたので、(出演が決まったと聞いて)『ですよね。他にいませんよね』と思いました」と語るほどイメージと合致した。
若松央樹プロデューサーも、「ヤドヴィ役を日本人キャストにするか外国人キャストにするかを決める前から、蒼井さんが監督含めスタッフのなかでイメージキャストとして1番に名前が上がっていた」と述懐。それだけに、「オファーは『当たって砕けろ』の気持ちだったが、過去に上野さんと共演していたこともあり快諾して下さったので、とてもうれしく思っている」と手放しで喜んだ。
蒼井を「初めて自分以外の人に声を当てることになったのが“のだめ”という作品で、しかも外国人だったので驚きました」と言わしめたキャスティング。のだめが暮らすアパルトマンの住人で、同じ音楽学校に通う世界初の電子楽器テルミンの演奏者だ。ピアノから距離を置いていたのだめに、改めて音楽の楽しさを再認識させる重要な役どころで、映画ではフランスの新進女優エグランティーヌ・ランボビルが演じている。

映画版の「のだめ」は、主な舞台を仏パリに設定しているため、外国人の設定の役が多く登場する。TVドラマからの人気キャラクター、ドイツ人のシュトレーゼマン役・竹中直人、フランス人のフランク役・ウエンツ瑛士、ドイツ人のエリーゼ役・吉瀬美智子らのように、日本の俳優がカツラや特殊メイクを駆使して演じるパターンと、外国人キャストが演じた役に日本語で吹き替えをするパターンとがある。
昨年12月19日に公開した前作「のだめカンタービレ/最終楽章 全編」は、観客動員300万人を突破。3月からは台湾や香港など、世界7カ国と地域での上映も始まるなか、上野や玉木らが後編というステージで再始動するうえで、どのような“脚本”が用意されいるのかに注目が集まる。
「のだめカンタービレ/最終楽章 後編」は東宝配給で、4月17日から全国で公開。
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