優木まおみ、「第9地区」シンポジウムで「エイリアンとも共存したい」
2010年3月16日 18:12

[映画.com ニュース] 南アフリカ共和国を舞台にしたSFアクション「第9地区」の公開記念シンポジウムが3月16日、東京・永田町の南アフリカ共和国大使館で行われ、アフリカ諸国に造詣の深いジェトロアジア経済研究所地域研究センター長の平野克己氏、タレントの優木まおみがトークショーに参加した。
同作は、南アフリカの難民キャンプに収容されたエイリアンと拒絶する人類との衝突を描く社会派SFアクション。南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロムカンプ監督の長編デビュー作で、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督がプロデュースを手がけている。
今年、FIFAワールドカップが開催されることで全世界の注目を集まる南アフリカ。平野氏が同国を文化・経済的観点から鋭く分析すると、「エロかしこい」というキャッチフレーズで知られる東京学芸大卒の優木は「南アフリカと聞くと、初めはワインがおいしいということくらいしか頭に浮かばなかったけれど、平野先生の話を聞いていろいろと勉強になった」と真剣なまなざし。平野氏も、「このストーリーなら実際どこの国でも撮れるが、アフリカを舞台にしたことで格段にリアリティが増した。アフリカからすごい才能の登場の予感」と太鼓判を押していた。
また優木は、「エンタテインメントとしても楽しめるけれど、同時に難民キャンプというような問題を非常に考えさせられる作品。理想論かもしれないけど、どんな見た目のエイリアンであれ私だったら共存したいと思う」と真しに話した。
「第9地区」はワーナー・ブラザース映画、ギャガの共同配給で、4月10日から全国で順次公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【個人的に“過去最高”】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作、実際に観てきた
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映