ユアン・マクレガーは、追う側?追われる側?
2010年3月10日 11:37
[映画.com ニュース] ジム・キャリーとユアン・マクレガーが共演する仏映画「フィリップ、きみを愛してる!」の公開が間近に迫っている。キャリー扮するウソにまみれたIQ169の天才詐欺師からの愛を一身に受ける、繊細で汚れを知らないフィリップ・モリスを演じ、新境地を開拓したマクレガーに話を聞いた。
真実は小説よりも奇なり。フィリップに「きみを愛してる!」と伝えるためだけに4度の脱獄を繰り返し、現在も懲役167年の刑で服役しているスティーブン・ラッセルの純愛が軸に描かれている。マクレガーは、出演の決め手を「ジム・キャリーと共演できるというスリル。それに、ジョン・レクアとグレン・フィカーラ(「キャッツ&ドッグス」「バッド・サンタ」)という2人の素晴らしい脚本家の初監督作に出演できるのも楽しみだった」と説明した。
クランクイン前には、自らが演じるフィリップ本人との対面も実現した。「役者が自分の演じる人物と実際に会える機会なんてめったにないんだ。でも、会ったことできちんと彼を演じなければいけないという責任感を強く感じたね」。
映画では、キャリー扮するスティーブンが常にイニシアチブを握り、フィリップを愛し抜くが、実生活でのマクレガーは追う側なのか? それとも追われる側なのか?「どちらかといえばフィリップだね(笑)」。
「フィリップ、きみを愛してる!」はアスミック・エース配給で、3月13日から全国で公開。