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ネット配信から劇場公開へ…盛り上がりをみせる「イヴの時間」

2010年3月5日 18:01

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人間とロボットが織り成す日常世界を描く
人間とロボットが織り成す日常世界を描く
(C)2009/2010 Yasuhiro YOSHIURA / DIRECTIONS, Inc.

[映画.com ニュース] 08年からスタートしたネット配信で、一部に熱狂的なファンを生んだアニメ「イヴの時間」の劇場版が、3月6日より東京・池袋テアトルダイヤほかで公開される。全6話のエピソードからなる配信版を単に再編集したのではなく、劇場用映画として新たな構想で挑んだのは、NHK「デジタルスタジアム」でその演出手腕を評価され、06年には初の商業アニメ作品「ペイル・コクーン」が東京国際映画祭で上映された吉浦康裕監督。

「アイザック・アシモフの小説に、大きな影響を受けた」という吉浦監督。「イヴの時間」において、その世界の原則となっているのは、アシモフが定めた「ロボット三原則」の存在だ。人間とロボットの関係は、冒さざるべき一線が引かれていたが、その境界線が徐々に曖昧になり、人間たちはロボットの社会進出に危機感を抱くようになる。家事用アンドロイド、サミィのマスターである高校生リクオはそんなこととは無縁の少年で、ある日サミィのログにあった「イヴの時間」という喫茶店に、親友マサキと共に足を踏み入れる。そこには「ロボットと人間を区別しない」というルールがあった。「イヴの時間」を切り盛りするナギや、店を訪れる多彩な客との交流から、リクオは「人間とアンドロイドとの関係」を、深く考え始める。

ネット配信時、多くの視聴者を魅了したのは「リッチな映像世界、絶妙なセリフの掛け合い、そして今時珍しい、ストレートな近未来のSF劇といった組み合わせ」であると、長江努プロデューサーは語る。その後限定発売したDVDも、あっという間に完売。オールナイトイベント上映、コミカライズ、オフィシャルブックの発売に続いての劇場版製作・公開。一見周到なビジネス戦略を展開しているように見えるが、すべては「作品を愛して下さるキーパーソンとの出会いが、ここまで盛り上がることに繋がった」(長江P)というあたりは、なかなか興味深い。

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