ロマンポルノ挑戦の宮内知美「ヌードより嫌なシーンがある」と告白
2010年2月28日 13:20

[映画.com ニュース] 伝統の「にっかつロマンポルノ」を22年ぶりに復活させた「ロマンポルノ・RETURNS」の第2弾「後ろから前から」が2月27日、東京・渋谷のユーロスペースで初日を迎え、宮内知美、琴乃、増本庄一郎監督が舞台挨拶に立った。
同作は78年に平尾昌晃とのデュエット曲「カナダからの手紙」で歌手デビューした畑中葉子の主演作「後から前から」(1980)のリメイク作。一世を風びした同名曲に乗せて、ロマンポルノのコメディ路線を復活させた内容で、初主演映画「エッチを狙え!/「イヌネコ。」」で初ヌードを披露した、3代目ミニスカポリスの宮内がタクシー運転手に扮する。「板尾創路の脱獄王」の共同脚本を手がけ出演もした増本庄一郎がメガホンをとった。
宮内は「コメディ要素もあるし、ホロっとできる部分も。もちろんHなシーンも含めて、いろんな見方ができる作品」とアピールし、「ヌードよりも嫌なシーンがあります。きっと『あっ、これだな』と分かっていただけるはず」と意味深な発言も。一方の琴乃は「新しい感覚で見れると思います。偉そうな言い方しちゃいましたが、ぜひ日頃のうっぷんを晴らして」。舞台挨拶前の飲酒をほのめかした琴乃は、終始上機嫌で、宮内が「こんなテンションの琴乃ちゃん、見たことない」と苦笑する場面もあった。
現在40歳の増本監督は、ロマンポルノがその歴史を閉じた当時、18歳になりたてで「ちょうど観ることができなかった。映画雑誌のロードショーに2ページだけHな誌面があって、自分にとっては憧れの領域だった」と振り返り、「まさか自分のデビュー作がロマンポルノとは。平成になって、ロマンポルノでデビューした監督はいないのでとても光栄」と胸を張った。しかし、「10分間に1回 “カラミ”を盛り込む」というロマンポルノのルールは撮影中も知らなかったそうで、「スポーツ新聞で初めて知った。(ロマンポルノ復活第1弾の)『団地妻 昼下がりの情事』とは180度違う作品なので、こちらも楽しんでください」とPRした。
同作はユーロスペースで上映されるほか、スカパー!HDによるPPV(ペイパービュー)放映が同時に行われる。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント