渡部篤郎、6年越しの初監督作初日に「胸いっぱい」
2010年2月20日 16:00

[映画.com ニュース] 俳優の渡部篤郎が2月20日、東京・渋谷ユーロスペースで自身の長編監督デビュー作「コトバのない冬」の初日舞台挨拶に登壇。04年の撮影から6年がかりで迎えた劇場公開初日に、「うれしい限りで胸がいっぱいです」と喜びをかみしめた。
同作は、冬の北海道を舞台に、落馬事故で記憶を失った主人公・冬沙子(高岡早紀)と言葉を話せない男の交流を描いた物語。舞台挨拶には出演の渡辺えり、北見敏之、鈴木一真も登壇し、渡辺は渡部の監督ぶりについて、「クリント・イーストウッドのようなタイプ。『よーい、アクション!』と言ってからすべて1回でOKなので、私は好きにしゃべらせてもらっただけ。自然体を引き出す才能がある」と絶賛。北見も、「ベテラン監督のように落ち着いていた」と言えば、鈴木も「同い年なんですけど、お父さんのよう」と落ち着いた手腕を称えた。
これに対し渡部は、「監督としての技術を持っていないので、皆さんの経験、感受性を大事にやればいいと思った」とコメント。そして、「家族、恋人、友だち、風景……何気ないけど大事なものがたくさん映っていると思う。この映画を見て、何か見落としていたものを見つけてもらえれば幸いです」と場内に語りかけた。退場時にはファンから多数の花束を贈られ、場内からは「おめでとう」という声援と温かい拍手に包まれた。
なお、登壇予定だった広田レオナは高熱のため欠席。舞台公演のため来場できなかった主演の高岡からは、「素敵な思い出がつまった温かい作品です」とメッセージが寄せられた。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

タルサ・キング
【この絶品、まだ観てないの!?】中毒者、大量発生中!!超爆裂ヒット&世界記録樹立の“極大刺激作”
提供:JCOM株式会社

死霊館 最後の儀式
【今年のホラーを締める“頂上決戦”】怖い!楽しい!観たことない!! “すんごい”ラスボスを祓え!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

愚か者の身分
【好きで好きで、たまらない一作に出合いました】北村匠海×林裕太×綾野剛の絆が、愛おしくて狂いそう
提供:THE SEVEN、ショウゲート

てっぺんの向こうにあなたがいる
【映画出演124本目の最新作】人生を心から楽しむ“彼女”が、生きる力をくれる――
提供:キノフィルムズ

なんだこの映画は…!!
【いやめちゃくちゃ面白かった!!!】音、物語、ビジュアル、全て高品質の“強”推奨作!!
提供:ディズニー

この衝撃作を知ってるか?
“大注目ドキュメンタリー”の魅力を語ってきた!
提供:ラビットハウス、ミュート