「ターミネーター」権利獲得のパシフィコーにハリウッド中からオファー殺到
2010年2月19日 11:29

[映画.com ニュース] 「ターミネーター」シリーズの権利を競売で獲得した米ヘッジファンドのパシフィコーは2月17日、ハリウッドのスタジオ、プロデューサー、投資家、エージェントからの同権利を求めるオファーが殺到していることを明らかにした。米サンタバーバラを拠点とするパシフィコーには映画製作の実績がないため、権利を転売もしくは製作を委託する可能性が高い。
また同社は、法律事務所レイサム&ワトキンスに、同権利に関する問い合わせの対処を依頼。これは、パシフィコーがすぐには最終判断を下さない姿勢であることを示唆している。アンドリュー・B・ミッチェルCEOは、「我々は映画製作ビジネスを手がけていませんが、相当量の業界的専門知識を入手できますし、今後数週間に全ての真剣なオファーについて専門家に相談することができます」と語っている。
パシフィコーは先週、「ターミネーター」シリーズの将来的な映画、テレビ、DVD、関連商品すべてに関する権利を競売にかけていたハルシオン・グループに、2950万ドルと今後手がけられるシリーズ1作ごとに500万ドルの支払いを提示して同権利を獲得。競売で破れたソニーとライオンズゲートは、翌日まで同権利についてパシフィコーと交渉を続けたが、契約は成立しなかった。
07年に、ハルシオンがマリオ・カサールから3000万ドルで同シリーズの権利を購入した際に資金を提供しているパシフィコー。ハルシオンは「ターミネーター4」の製作後に経営難に陥り、パシフィコーと争議の末、昨年9月に連邦破産法第11条の適用申請を行っていた。ハルシオンが製作した「ターミネーター4」は、およそ2億ドルの製作費に対し、3億7100万ドルの世界興収を記録している。

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