ナオミ・ワッツとダニエル・クレイグ、名匠シェリダン監督のスリラーで共演
2010年1月26日 11:42

[映画.com ニュース] 「マイ・レフトフット」「父の祈りを」の名匠ジム・シェリダン監督が、ダニエル・クレイグを主演に迎えて製作準備中の新作サイコスリラー「ドリーム・ハウス(原題)」に、新たにナオミ・ワッツの出演が決定した。
同作は、米コネチカット州の田舎町に引っ越してきた男(クレイグ)とその家族が、夢の新居と思われたその家でかつて住人一家が惨殺されていたことを知るというスリラー。しかも、家族殺害の容疑者である一家の父親は、まだどこかで生きていることが分かる。ワッツはクレイグの隣人を演じる。脚本を手がけたのは「ボーダーライン」(02)のデビッド・ルーカ。2月にトロントでのクランクインを予定している。
アイルランド出身のシェリダン監督は、89年の監督デビュー作「マイ・レフトフット」以降、20年のあいだに撮った映画はわずか7本という寡作の監督だ。しかし、その比較的地味な作品群から7人の俳優がアカデミー賞にノミネートされるなど(うち、「マイ・レフトフット」でダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞を、ブレンダ・フリッカーが助演女優賞を受賞)、俳優の活かし方とストーリーテリングの巧さには定評がある。最新作は、トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンの共演が話題の「マイ・ブラザー」(5月日本公開予定)。
ワッツは、主演最新作「マザー&チャイルド(原題)」(ロドリゴ・ガルシア監督)が、開催中のサンダンス映画祭に出品中だ。
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