豊川悦司、「やれと言われれば…」とライブに意欲?
2010年1月16日 14:12
[映画.com ニュース] 豊川悦司、薬師丸ひろ子が主演、行定勲監督作「今度は愛妻家」が1月16日、全国239スクリーンで公開され、豊川、薬師丸、共演の水川あさみ、濱田岳、石橋蓮司、行定監督が東京・銀座の丸の内TOEI1で舞台挨拶に立った。
豊川、薬師丸、行定監督らは合わせて約300媒体の取材に応え、15都市を回る地方キャンペーンを敢行して精力的にPRしてきただけに、初日を迎えて感無量の面持ち。豊川は「ひとりでも多くの人に、この映画の存在を知ってもらいたいと熱望した」と思い入れたっぷり。先日、20年ぶりの単独ライブを行った薬師丸も、「初日を迎えて、この映画とひと区切りつくのが寂しい」と感慨もひとしおだ。すると豊川は、「お前もコンサートやれって言われたらどうしようかと思った。たぶん、やったと思いますけど(笑)」とジョークを飛ばして会場を笑わせたが、劇中で薬師丸と2人で井上陽水の「夢の中へ」を口ずさむシーンがあり、「僕らの歌っている姿は映画でご覧ください」とPRした。
映画は、02年に初演された人気舞台劇の映画化で、かつての売れっ子カメラマンの北見俊介(豊川)と、その妻・さくら(薬師丸)が、結婚10年目に迎えたある事態から、互いの存在を見つめ直していく姿を描く。行定監督は、取材や地方キャンペーンの中で「映画を見た人が、自分の人生と重ね合わせてくれているのが伝わってきた」と手応えを感じている様子で、「最近、映画と観客の距離が離れてきていると思っていた。昔はもっと自分の人生と重ね合わせていたと思う。そういう気持ちになる映画を目指した」と語った。