「ONE PIECE」興収10億到達、「ポニョ」越えの出足
2009年12月14日 16:21

[映画.com ニュース] 人気漫画が原作のアニメ「ONE PIECE」の劇場版第10作「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」が、公開2日間で興行収入10億3800万円を記録し、週末興行成績を席巻。昨年、興行収入155億円を記録した「崖の上のポニョ」の公開2日間の興収10億2500万円を越える大ヒットスタートとなった。
同作は、12月12日に全国188スクリーンで公開。原作者の尾田栄一郎が初めて製作総指揮を務めた話題作で、劇場来場者に原作「ONE PIECE」0巻という“お宝”がプレゼントされたことも奏功、劇場側がパニックに陥るほどの混雑と行列を各地で引き起こした。
昨年公開の前作「ONE PIECE ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜」の最終興収9億2000万円を、たった2日間で超える出足。12日が5億5300万円、13日が4億8500万円を稼ぎ、2日間の観客動員は82万人に到達した。今年844スクリーンで公開した「ハリーポッターと謎のプリンス」が記録した公開2日間の興収9億9000万円をも上回った。
公開週末のスクリーンアベレージは552万円。この数字は、法改正によって劇場での立ち見が規制されて以降、全国公開されている映画では日本記録となる。188スクリーンのうち103スクリーンの劇場が、全上映回で満席。すでに入場者プレゼント「ONE PIECE」0巻について引換券対応をしている劇場もあり、配給の東映はひとりでも多くのファンに行きわたるよう、100万部の増刷を決定した。
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