狼男映画「ハウリング」シリーズが20年ぶりに復活!
2009年11月25日 11:33
[映画.com ニュース] 「グレムリン」のジョー・ダンテ監督の出世作「ハウリング」(81)がリメイクされることが分かった。狼男の物語を現代風に解釈した同作は大ヒットを記録し、その後シリーズ化されたが、新作が製作されるのは第6作「ハウリングVI/突然変異体」(90)以来20年ぶりとなる。
オリジナル版は、TVの女性キャスター(ディー・ウォレス)が殺人事件の犯人と対峙し、その背後にいる狼人間の存在を知るというストーリー。特殊メイクの第一人者リック・ベイカーの愛弟子、ロブ・ボッティンが手がけた狼への変身シーンも話題になった。ただし、シリーズとはいえダンテ監督がメガホンをとったのは第1作のみで、その後の続編の評価はいずれも高くはない。ちなみに主演のウォレスは、「ハウリング」の2年後に公開されたスティーブン・キング原作の「クジョー」では、狼ならぬ狂犬と闘うことになる。
英エンパイア誌によると、新作「The Howling: Reborn」のメガホンをとるのは、これが劇場映画監督デビュー作となるジョー・ニムジキ。ソニー・ピクチャーズやニューラインのマーケティング担当エグゼクティブだった人物で、TVシリーズ「新アウターリミッツ」の演出を手がけた経験を持つ。2010年2月にクランクイン、同年ハロウィン頃の公開を目指すという。
ここのところ、狼男映画のリメイク企画が一種のブームとなっているようだ。「ハウリング」とほぼ同時期に公開されたジョン・ランディス監督の「狼男アメリカン」(81)や、マイケル・J・フォックス主演作「ティーン・ウルフ」(85)のリメイクが進行しているほか、ベニチオ・デル・トロ主演の「ウルフマン(原題)」が来年2月に全米公開される。