堺雅人&仲間由紀恵、初共演作「武士の家計簿」で夫婦に
2009年11月17日 07:54

[映画.com ニュース] 堺雅人と仲間由紀恵が、森田芳光監督の最新作「武士の家計簿」で初共演を果たすことが分かった。幕末から明治維新という激動の時代を、慎ましくもたくましく生き抜いた下級武士一家三代の姿を描く。
原作は、第2回新潮ドキュメント賞を受賞した、磯田道史の歴史教養書「武士の家計簿 『加賀藩御算用者』の幕末維新」。古書店で偶然発見した「金沢藩士猪山家文書」に残されていた詳細な家計簿を基に、贅沢とは無縁の生活をおくる御算用者(会計処理の専門家)が、ソロバンひとつで時代を生き抜いた生活ぶりを考察している。
映画では、小説家で劇作家の柏田道夫が脚本を担当。堺は、加賀藩の財政に代々携わってきた猪山家八代目・直之に扮し、その妻のお駒を仲間が演じる。天保の大飢饉などで藩の財政状況が悪化の一途をたどる社会情勢を背景に、家財道具を処分しての倹約生活を余儀なくされながらも、誠実に生きる夫と明るく献身的に家庭を切り盛りする妻の姿を軸に、一致団結して力強く生きていくさまに焦点を当てる。
堺は、「実在の家計簿をもとにした物語というところが、とても面白いと思いました。派手なチャンバラなどはしませんが、幕末・明治という激動の時代に誇りをもって生きた、ひとりの侍の姿をお見せできれば」と意欲満々。一方の仲間は、「猪山駒は気取らず働き者で芯が強く、夫をきちんと理解して支えるという、時代を超えた理想ともいうべき女性なので、やりがいとともに緊張を感じています」とコメントを寄せた。さらに、「森田監督のもと、夫である堺雅人さんとのお芝居を楽しみながら、凛として演じられるよう一生懸命頑張ります」と“良妻賢母”ぶりを既に発揮している。
「現実を直視して力を合わせて生きていけば、どんな時代がきても人は生きていける」。製作サイドの思いと願いを胸に、森田組は12月3日に金沢でクランクインする。森田監督は、「時代劇に今までまったくなかった視点で武士の物語を描く意義を感じています。それらの仕事や生活、生き方を通して、現代にも通じる『人間味』が映画の中からにじみ出るような作品にしたい」と決意をみなぎらせている。
「武士の家計簿」はアスミック・エースと松竹の共同配給で、2010年に全国で公開予定。
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