竹中直人“迷MC”ぶりに宅麻伸ら共演陣が困惑
2009年11月7日 12:18

[映画.com ニュース] 竹中直人の主演最新作「僕らのワンダフルデイズ」が11月7日、全国99スクリーンで公開。竹中が神林噛歯(かんばやしかんば)名義で司会を務めた東京・角川シネマ新宿では、出演の宅麻伸、段田安則、斉藤暁、稲垣潤一、浅田美代子、星田良子監督、音楽アドバイザーの奥田民生が舞台挨拶を行なった。
タキシード姿の神林こと竹中は、共演者らを1人1人ステージに呼び込む演出の段階からノリノリ。宅麻が、「竹中君がいないけれど、すっきりしていいかも」と挑発してみせたが、「その通り」と受け流す竹中に場内は爆笑に包まれた。
セリフをかみっぱなしで、司会らしからぬ竹中の“迷MC”ぶりに戸惑ったのか、その後もチグハグな内容に。奥田が「スーツで来たのに、サプライズ感を出せと普段着に着替えさせられた」とこぼせば、星田監督にいたっては「稲垣さんは、この映画の撮影中に再婚したのよ」と暴露する始末だ。昨年10月に10歳年下の一般女性と結婚した稲垣の映画出演は、「愛はクロスオーバー」(87)以来22年ぶり。それだけに、「笑いあり涙ありの作品。共演者の皆さんと出会えたことが何よりの財産」と笑顔をのぞかせていた。
映画は、余命数カ月と勘違いした平凡なサラリーマンが、青春時代の仲間を誘ってバンドを再結成。中年オヤジ5人が熱い心を取り戻し、最も大切なものが何なのかに気づいていく様子を、涙と笑いを誘いながら描く。
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