森永卓郎“洞窟系男子”のブームを予測
2009年11月4日 11:30
[映画.com ニュース] 2005年に全英で公開され、ホラー愛好家や批評家から絶賛された「ディセント」の続編にあたる「ディセント2」の特別試写会が11月2日、東京・新橋のヤクルトホールで行われ、経済アナリストの森永卓郎氏がトークショーに出席した。
洞窟内で行方不明になった女性グループを捜索する刑事やレスキュー隊員たちが、正体不明のモンスターに襲われるアクションホラー。現在のホラー映画ブームと不況の関係性について語った森永氏は、「人間の2大欲求は安楽と快楽。ホラー映画は人々に刺激的な快楽を与えてくれる」と分析した。不況下にホラー映画が量産される理由について、「ほかのジャンルに比べると製作費がかからない。特にこの映画は洞窟が舞台だから、大掛かりなセットも不要。主人公のモンスターだって、ギャラはほぼゼロでしょ」と力説していた。
さらに、森永氏は「これからは暗い洞窟のような部屋に閉じこもる、洞窟系男子がトレンドになる」と新しい引きこもりスタイルを予見。「この映画を異性と一緒に見れば、自然とカップルになれるはず。何1000万円も貢がされることもない」と話題の結婚詐欺事件を引き合いに笑いを誘っていた。
「ディセント2」は角川映画とアンプラグドの共同配給で、11月7日から公開。