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UNIFEM親善大使のニコール・キッドマン、映画のレイプ描写非難に「私にも責任がある」

2009年10月23日 11:33

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今後の役選びは慎重に
今後の役選びは慎重に
Photo:ロイター/アフロ

[映画.com ニュース] 国連女性開発基金(UNIFEM)の親善大使を務めるオスカー女優のニコール・キッドマンが10月21日、米ワシントンD.C.で開かれた下院外交委員会の会議に出席し、世界中の女性に対する暴力廃絶と権利向上を訴えた。

AFP通信などの報道によると、女性の人権に「国境や人種、貧富は関係ない」と語ったキッドマンは、紛争時のレイプや幼い少女への強制的な結婚、ドメスティックバイオレンスなどの問題について、「私は専門家ではないので、助けを借りたい。バンドエイドなどではなく、潤沢な資金と包括的なアプローチで被害者を救済してほしい」と、下院議員らへ基金の協力を呼びかけた。

キッドマンは、ラース・フォン・トリアー監督の衝撃作「ドッグヴィル」(03)で村の男たちに次々とレイプされる主人公を演じているが、ある議員は「ハリウッドが女性への暴力を正当化していると非難されてもしょうがないのでは?」と指摘。これに対し、キッドマンは「多分、そういった面もあると思う」と映画のなかで描かれる表現が、現実での暴力を誘発する原因になっている可能性を認めつつ、同時に解決策も提案していると主張し、「私がハリウッド映画の全責任を負うわけにはいかないけれど、私自身のキャリアに関しては確かに私に責任がある」と答えた。

UNIFEMの活動に「とても感銘を受けている」というキッドマンは、今後も役割を継続していく意向を明かしている。

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