常盤貴子が共演陣からのラブレターに感涙 「引き出しの中のラブレター」初日
2009年10月10日 16:45
[映画.com ニュース] 常盤貴子の主演最新作「引き出しの中のラブレター」が10月10日、公開初日を迎え、東京・有楽町の丸の内ピカデリーでは常盤をはじめ共演の林遣都、「フットボールアワー」の岩尾望、三城真一監督が舞台挨拶を行った。
映画は、父親を仲たがいしたまま亡くしたラジオパーソナリティの真生(常盤)が、あるリスナーからの手紙をきっかけに気持ちを伝えることの大切さに気づき、全国のリスナーの「引き出しの中の思い」を届ける番組を企画するというストーリー。
常盤は、「この映画は地球防衛軍も出てこないし(笑)、すごく地味。でも、同じ松竹配給の『おくりびと』が原作ものでもなく地味な作品だったにもかかわらず、世界で認められたことで、私たちも勇気を持てた。この映画もコツコツと多くの人たちの心に残る映画になっていければ」と思い入れたっぷりに語った。林も、「いつも映画の台本をもらうと母親が勝手に読むんですけれど、この作品は『今までで一番好き』と言ってました。(公開を迎え)やっと母親にも見せられる」と満足げな表情を浮かべた。
映画の内容にちなみ、林、岩尾、三城監督の男性陣3人は、常盤にサプライズラブレターを用意。何も知らされていなかった常盤は、「皆さんの手紙を書いた時間や手間、思いがドーンと伝わってきて本当に泣きそう。私もこれから手紙を大切に書いていきたい」と目にうっすらと涙を浮かべながら感激していた。