EXILEのAKIRAが「半次郎」で初の時代劇
2009年10月7日 04:59
同作は、幕末維新期に活躍した薩摩藩出身の桐野利秋(中村半次郎)の生涯に焦点を当てたもので、鹿児島出身の榎木が企画し11年がかりで実現した。AKIRAは、榎木扮する桐野の親友で、脱藩覚悟で公家の暗殺を目論んでいた永山弥一郎を演じる。竹中直人監督の「山形スクリーム」や園子温監督の「ちゃんと伝える」など映画出演が続いているAKIRAだが、時代劇デビューで新境地を開く。
幕末の動乱期に薩摩勢力が台頭する局面から、西郷隆盛や桐野らが西南戦争で非業の死を遂げるまでを描くのは、「地雷を踏んだらサヨウナラ」(99)の五十嵐匠監督。実在する人物に関する作品を多く手がけており、榎木が主演し、陶芸家・板谷波山の不遇時代を描いた「HAZAN」(03)のメガホンもとった。
「半次郎」では、西郷隆盛役のオーディションを全国規模で展開。約350人が応募し、最終選考15人の中から、鹿児島県指宿市出身で名古屋市在住の人材派遣会社社長の田中正次さんを抜擢した。そのほかの出演は、白石美帆、葛山信吾、北村有起哉、津田寛治、永澤俊矢、竜雷太ら。9月にクランクインし、公開は2010年秋を予定。