林遣都が陸上連盟の公開スカウトにタジタジ 「風が強く吹いている」トークショー
2009年10月3日 15:20

[映画.com ニュース] 無名大学の弱小陸上部が箱根駅伝を目指す姿を描く「風が強く吹いている」に主演の小出恵介、林遣都、大森寿美男監督、関東学生陸上競技連盟の日隈広至総務委員長が10月3日、神奈川・横浜市のランドマークホールでトークショーを行った。
小出、林ら“寛政大学陸上部”のメンバーは、クランクイン前から1年がかりでの本格的なトレーニングを敢行。腹筋・背筋は毎日500回のノルマが課せられたそうで、「監督が見ていたので、合宿のときだけやっていました」と口をそろえた。キャストに走りの指導を行った日隈委員長は「合宿のときだけかよ」とぼやき節だ。
それでも日隈委員長は、「この2人は元々フォームがきれいだったから手がかかりませんでした。実は連盟としては、林君が欲しかった。『進路はどうするの?』などと本気でスカウトしたくらいですから」と明かし、諦めきれない様子。苦笑いの林は、「撮影が終わってからまったく走っていません。昔から走るのは好きでしたが、この作品で走りすぎて走るのがいやになった」とけんもほろろな対応で、詰め掛けた約500人のファンを沸かせた。
小出は、予選会の撮影でエキストラとして出演した各大学陸上部のランナーについて「撮影なのに『役者なんかに負けられるか! ついて来れるのか?』みたいな雰囲気で、みんな本気でしたよ」と述懐。大森監督も、「どこかの大学の選手が『小出なんかに負けられない』と口にしていたのを聞きましたよ」とひょうひょうと語った。
「風が強く吹いている」は松竹配給で、10月31日から全国で公開。
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