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「幸せはシャンソニア劇場から」の監督と女優、破局で時間差来日?

2009年9月4日 12:00

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一緒に来日は気まずかった…
一緒に来日は気まずかった…

[映画.com ニュース] 「コーラス」(04)の監督クリストフ・バラティエ、製作ジャック・ペラン、主演ジェラール・ジュニョが再結集し、1936年のパリを舞台に描くフレンチ・ミュージカル「幸せはシャンソニア劇場から」が9月5日に公開を迎える。PRでそれぞれ来日したバラティエ監督とヒロイン役のノラ・アルネゼデールに話を聞いた。

コーラス」で成功を収めた直後、「予算はたくさん出すから『コーラス2』を作ってほしい」と打診されたというバラティエ監督。「続編を作る気はなかったけど、『コーラス』でも描かれていた父親と息子の関係をイメージしながら今回の脚本を書いたんだ」と話す。

監督の叔父であり、前作に続きプロデューサーとして参加しているジャック・ペランについて話が及ぶと、「彼は『コーラス』があんなにヒットすると思っていなかったらしいんだ。『コーラス』の撮影中もほかの作品にばかり手をかけていて、正直彼との関係が揺らいだこともあったよ」と、叔父と甥という関係の複雑な心中も明かしてくれた監督だが、「今では家族である以上に良い友人なんだ」と笑顔を見せた。

一方、監督の取材から1カ月余りが経過してから来日したのは、歌姫ドゥースを演じた20歳の新進女優アルネゼデール。実は、かねてから彼女と監督は恋の噂が囁かれていたが、破局したため来日時期がずれたようだ。

候補者3000人の中からヒロイン役を勝ち取った経緯について、アルネゼデールは「歌える女優を探していると聞いて監督に会いに行ったら、ドゥース役には若すぎるという理由で別の端役を勧められたわ。でも私の歌を聞いた監督が『ドゥース役で僕と一緒に冒険に出よう』と言ってくれて出演が決まったのよ」と明かした。役作りについては「エディット・ピアフなど当時活躍していた歌手の曲を参考にしたの。でもあの時代は背中に羽根をつけて歌ったりしてたから(笑)、あくまでも参考にできる部分だけ取り入れたわ」と話した。

映画出演2作目にしてヒロイン役に大抜擢され、今回の来日では高級化粧品ブランド、ゲランの新フレグランス「IDYLLE(イディル)」のミューズとしてのプロモーションも行うなど、今後の活躍も期待されるアルネゼデール。「常に前進して向上していける女優でありたいし、仕事を通じて世界各地を周りたいわ」

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