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西原理恵子、ヨゴレ役に挑んだ深津絵里に感謝。「女の子ものがたり」初日

2009年8月31日 12:00

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マンガを描く際の西原=深津のしぐさに注目
マンガを描く際の西原=深津のしぐさに注目

[映画.com ニュース] 人気漫画家・西原理恵子の自伝的コミックを映画化した「女の子ものがたり」が、8月29日に公開初日を迎え、東京・渋谷のシネクイントでは原作者の西原理恵子、西原がモデルとなっている漫画家役の深津絵里、さらに西原の少女時代を演じた大後寿々花らによる舞台挨拶が行われた。

本作は、スランプに陥り怠惰な生活を送る漫画家の菜都美(深津)が、新人編集者の辛らつなひと言をきっかけに幼い頃の思い出を振り返り、前向きに生きる決意をするというストーリー。

ほのぼのとした物語に涙する観客も見られるなか、西原は開口一番、「この作品のことを覚えていなくて……」とぶっちゃけ発言。だが、後で「チャンスも情報もない田舎で、女の子が幸せをつかむためにどうやって自分の足でのし上がっていくかを、みっともない部分を絡めて描きたかった」とコメントした。

アラサーのダメ漫画家役で新境地を見せた深津は「とにかく西原先生に直接お会いして、どんなお話をされるのか、どんな生活で漫画を描かれているのかを自分の目で見たかった」と、役作りのため西原の自宅を訪れたことを明かした。

そんな深津の演技を西原は「すごく不機嫌そうに演じていて、(役に)ぴったりだと思いました。私は誰もいない所で仕事をしているので、耳クソや鼻クソをほじりながら描いている。さすがにそれは取り入れてもらえなかったのですが、初のヨゴレ役をありがとうございます」と、笑いをとりつつ深津に賛辞を送った。

一方、菜都美の少女時代を演じた大後寿々花と、その友人役の波瑠高山侑子の3人は役柄以外でも仲が良かった様子。高山は「撮影のない日に3人でご飯を食べに行ったり、撮影の合間に学校の話をしたりして楽しかったです」と振り返った。


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