オダギリジョー主演の中国映画「狼災記」がトロント映画祭でお披露目
2009年8月31日 12:00

[映画.com ニュース] オダギリジョーが主演する、ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)監督の中国映画「狼災記(The Warrior and the Wolf)」が、今年9月に開催されるトロント国際映画祭へ正式出品されることが決まった。
同作の原作は、井上靖の30ページほどの短編小説「狼災記」(新潮文庫「楼蘭」所収)。始皇帝崩御後の秦帝国が舞台で、万里の長城で北方の匈奴からの警備にあたっていた陸沈康(オダギリ)は、尊敬する蒙恬(もうてん)将軍が毒をあおり自殺したことを聞き、故郷に帰る決意をする。途中、吹雪に遭遇して宿を求めた村で、美しい女性と出会い、情を交えるという物語。7晩交わると2人とも狼に変身してしまう、という中国の古い民話に基づく物語だ。
オダギリとのラブシーンが話題を呼びそうな美しい女性役に「ダイ・ハード4.0」でおなじみの香港の女優マギーQ、他の共演は「南京の基督」の台湾の男優トゥオ・ツォンホワ。衣装をワダエミが手がける。
映画サイトTwitchなどで初公開されたトロント映画祭用のスチル写真を見ると、丸く髪を結ったオダギリと、長い髪のマギーQの寄り添う姿が幻想的なロマンスをかもし出している。「青い凧」(93)で世界的な名声を得たチュアンチュアン監督だけに、同映画祭でどのような評価をされるのか楽しみでもある。

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