大竹しのぶ、次長課長・河本の発言に意義あり。「火天の城」会見
2009年8月6日 12:00

[映画.com ニュース] 直木賞作家・山本兼一の歴史小説を映画化した「火天の城」の完成披露会見が、8月5日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、主演の西田敏行、共演の福田沙紀、椎名桔平、大竹しのぶ、寺島進、河本準一(次長課長)、田中光敏監督、主題歌を歌う中孝介が登場した。
同作は、戦国時代に織田信長(椎名)から安土城建設を命じられた宮大工・岡部又右衛門(西田)が、機械のない時代にわずか3年で建築するという偉業を遂行していくさまを、彼を支える家族など人間模様を中心に描いた作品。淡路島に約2万平方メートルもの原寸大の敷地面積を得てオープンセットを建築。時代劇の名門・東映京都撮影所や台湾でも撮影を敢行した、壮大なスケールの歴史大作だ。
巨大プロジェクトを統率する長を演じる西田は、お腹の辺りをさすりながら「戦国時代にあるまじき体型ですが……」と苦笑しつつ、「生と死が隣合わせの時代に、人間同士が信じ合ってものを作る。その命のきらめきがとてもいとおしく感じました」とコメント。岡部の娘役を演じた福田も「(劇中の)城作りと映画作りが重なり、エンドロールを見て感極まり涙が溢れました」と熱い思いを語った。

大竹は、初めての東映京都撮影所を気に入ったようで「とても楽しかった」と笑顔を見せていたが、羽柴秀吉役の河本の「今は女性のほうが優勢だけど、映画のようにもう少し引いて男性を支えるべき」という発言に、「私はそうは思いません」と眉をひそめていた。
質疑応答時には、記者として来ていた林家三平が河本に謎かけを振るというサプライズが。河本は「『火天の城』とかけて、ベートーベンと解く。その心は、大工(第九)が大事です」とそつのないオチで会場を唸らせた。
「火天の城」は9月12日より公開。
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