全てはウィノナ・ライダーの妄想?「ヘザース」続編はなしと監督が明言
2009年7月6日 12:00

[映画.com ニュース] ウィノナ・ライダーが雑誌のインタビューで断言したことから噂になっていた、ティーン・ブラックコメディの傑作「ヘザース/ベロニカの熱い日」(89)の続編の可能性について、同作のマイケル・レーマン監督が「そういう話はない」と完全否定した。
主演のウィノナ・ライダーとクリスチャン・スレーターを一躍スターダムに押し上げた同作は、我が物顔で高校を牛耳る“ヘザース”と呼ばれる特権グループのせいで、鬱屈した学園生活を送るヒロインのベロニカが、転校してきた反逆児J.D.と共にヘザースへの復讐を開始するというストーリー。ダークな学園コメディの先駆的作品として、カルト的な人気を誇る1本だ。
続編の噂に火がついたのは、ライダーが6月に英エンパイア誌のインタビューで次のように語ったため。「続編は進行中よ。誓ってもいい。クリスチャンの出演も決まっているし、ストーリーも出来ているの。ただどういうわけか、ダン(・ウォータース/脚本家)もマイケル(監督)もその話をしたがらないのよ」
しかしレーマン監督は、米映画サイトMovielineとのインタビューでこの噂を否定。「ウィノナが続編の話を持ち出してくるのはいつものことで、ダンも僕もそれをジョークにしているぐらいなんだ。ただ今回、かなり報道されていたので、自分抜きで企画が進行しているのかと思ったが、ダンも何も知らないと言っていた。とにかく、自分の知るかぎり、脚本も出来ていないし、続編の話はないよ」とのこと。
レーマン監督はまた、「みんなが続編を期待してくれることはうれしいが、あれだけ特殊な設定の映画の続編などありえないし、個人的には続編という考え方自体が好きじゃない」と自身の信条を語った。
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