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J・キャメロン監督「アバター」、24分間の「見たことがない映像」世界初公開

2009年6月26日 12:00

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[映画.com ニュース] アカデミー賞11冠に輝き、全世界で18億3500万ドル(当時)という映画史上歴代第1位の興収を稼ぎ出した「タイタニック」(97)から12年。ジェームズ・キャメロン監督の新作SF映画「アバター」(12月日本公開)の24分間のフッテージ映像が、オランダ・アムステルダムで開催されている映画博覧会「シネマ・エキスポ・アムステルダム2009」で6月23日に世界初公開された。

プレゼンテーションに先立ち、キャメロン監督は「3年前にここに立ち、『3Dルネサンス』がやって来ると言った。そして、我々が従事してきた映像を見せる。(それを見れば)まさにその時が到来した、といま宣言できる」と熱く述べた。

20世紀フォックス製作の「アバター」は、サム・ワーシントンシガニー・ウィーバーゾーイ・サルダナスティーブン・ラングが出演するフル3DのSF映画。一説に総製作費3億ドル(約280億円)とも噂される超大作だ。

キャメロン監督が執筆した物語の舞台は、下半身不随になった傷痍軍人ジェイクが連れて行かれる惑星パンドラ。その星には、独自の言語と文化を持ったヒューマノイドが居住しており、地球からやって来た人類と互いの文化文明をめぐって対立し、やがて壮絶な戦争を繰り広げる。

上映された映像は冒頭から3分の1部分の抜粋映像だったそうだが、未完成ながら、WETAデジタル(ニュージーランド)とILM(北カリフォルニア)によるVFXが完全に施され、上映に立ち合った映画関係者の多くは「かつて見たことがない、信じられないディテールを持った驚くべきビジュアル。CGIは写真のようなリアルな描写で、キャラクターは本当にリアルに見える」(ノルウェーのサイトUCSNord)と驚嘆の嵐だ。映画ブログMarketSawも、上映とアフターパーティの詳細をレポートしているが、ガンダム風のAMPスーツもかなり立体感のある様子が確認でき、さらに同作の断片写真からとてつもなく大きな宇宙の物語であることが容易に想像できる。

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