「トランスフォーマー」マイケル・ベイ監督、お気に入りは「ピラミッド」
2009年6月18日 12:00
[映画.com ニュース] 6月19日に世界最速で日本公開となる「トランスフォーマー/リベンジ」のマイケル・ベイ監督。今月8日に東京で行われたワールドプレミアに来日した監督に話を聞いた。
前作は全世界で7億ドルを超える興行収入を記録する大ヒット。続編となる本作は、前作以上にド派手なアクション映画に仕立て上げた。自動車や飛行機から人型ロボットへ変形するトランスフォーマーも、今回は7体合体の“デバステイター”が登場するなど、VFXはさらに複雑化。「デバステイターはデザインも含めて、まさに1年がかりだった」と監督は言うが、そうしたVFXばかりが注目を集めがちな本作で、監督が一番満足しているのは、「ピラミッドが撮影できたこと」だという。
「ピラミッドに登って撮影が行われたのは30年ぶりのことだし、上空からの撮影は今まで誰もやったことがないはず。それを実現できたことは誇りだね」
本作では、正義のトランスフォーマー“オートボット”にリベンジを果たそうとする悪のトランスフォーマー“ディセプティコン”の野望により、世界中が危機に陥り、上海やパリ、エジプトなどを舞台にワールドワイドに戦闘が展開。監督がお気に入りのピラミッドはクライマックスで重要な舞台となる。
映画はタカラトミーが発売した変形ロボット玩具が基になっているのは有名だが、監督も「そんな玩具の映画なんて作るなってよく言われたよ」と苦笑い。「でも、25年も愛され続けている玩具だから、絶対に魅力があると思った」と自信をもって送り出した「トランスフォーマー」シリーズは、早くも3作目への期待がかかる。
「今回と同じようになんでもスケールアップさせてもつまらないし、どう折り合いをつけて面白い作品にするかということを考えてるところだよ」