クドカン「“あべ”さん意外と少ない…」と苦笑い!歌謡番組「あべ一座」
2010年7月1日 17:13

[映画.com ニュース] 人気脚本家、映画監督の宮藤官九郎が構成・演出を手がけ、今夏放送されるNHKの特別番組「あべ一座(仮)」の発表会見が6月2日、都内で行われた。この番組は、 “あべ”にまつわる人だけで舞台を繰り広げるという前代未聞の企画であり、その進捗状況と苦悩を、宮藤が会見で明かした。
芸能界から一般人までの“あべ”にまつわる人だけを集め“あべ一座”結成し、いわゆる懐かしの “歌謡バラエティーショー”のような内容で構成されるのがこの番組。そこにはもちろん、宮藤流の様々なエッセンスが加わって、笑いに芝居に音楽などなど、あらゆるエンターテインメント要素を盛り込んだものが舞台上で繰り広げられる予定。音楽をユニコーンの阿部義晴が手がけ、出演は阿部サダヲ、阿部渉NHKアナウンサーなど、“あべ”さんが揃い踏みとなる。
会見で宮藤は「子供の頃に沢山あった、お客さんの前で芸人や役者がコントや芝居をする番組ができたらいいなと。でも、漠然とやっても面白くないなと思っていたら、身近に面白い“あべ(阿部サダヲ)”さんがいた」と企画の意図を説明。一方で「今は現実にぶつかってます。“あべ”さんが意外にいないんです」と告白し、「もうちょっとメジャーな名字にしておけばよかった」、また「僕がいたクラスには1人はいたんですけど」と苦笑い。既に “あべ”さんの一般公募は締め切られ、同日書類審査が行なわれて、本物の“あべ”さんは約300の応募の半数を占めたというが、宮藤は「このニュースが流れたら、もっと集まるかもしれないのに」と会見の最後まで“あべ”さん集めに意欲をみせた。
また、この舞台はNHKホールで行われる予定だが、グループ魂のメンバーとして紅白に出場しNHKホールの舞台を経験済みの宮藤は、「あそこが“あべ”さんで一杯になるかと思うとワクワクする」とにやけた。
同番組は、8月上旬にNHK BS-hiで、8月下旬にBS-2で放送予定。(映画.com×文化通信.com)
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