ミュージカル版「リトル・ダンサー」、トニー賞最多15部門でノミネート!
2009年5月7日 12:00
[映画.com ニュース] ブロードウェイの祭典、09年度トニー賞のノミネート作品が発表され、2000年のイギリス映画「リトル・ダンサー」(スティーブン・ダルドリー監督)をミュージカル化した「ビリー・エリオット・ザ・ミュージカル」(映画の原題は「ビリー・エリオット」)が、同賞史上最多タイとなる15部門でノミネートされた。
「リトル・ダンサー」は、イギリスの炭坑町を舞台に、バレエダンサーを目指す少年と家族や周囲の人々との交流を描いた感動の青春ドラマ。舞台出身のダルドリー監督の映画デビュー作で、アカデミー監督賞にもノミネートされた。同監督が今回のミュージカル版の演出も手がけている。
同作はミュージカル部門作品賞、脚本賞、演出賞(スティーブン・ダルドリー)、振付賞、オリジナル楽曲賞(エルトン・ジョン)、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、装置デザイン、衣装デザイン賞を含む15部門でノミネート。01年に同じく15部門で候補になった「プロデューサーズ」の最多ノミネート記録に並んだ。
また今回は、ドリームワークスのアニメを基にした「シュレック・ザ・ミュージカル」が8部門でノミネートされたほか、ジェーン・フォンダ、リリー・トムリン、ドリー・パートン主演の映画「9時から5時まで」(80)のミュージカル版「9 to 5: The Musical」が4部門でノミネートと、映画オリジナルのミュージカルが気を吐いている。ちなみに、ジェーン・フォンダは、芝居「33 Variations」で46年ぶりにブロードウェイの舞台に立ち、演劇部門の主演女優賞にノミネートされている。
第63回トニー賞授賞式は、6月7日、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールにて開催される。
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