「映画は映画だ」で復帰したソ・ジソブ、「自分には演技しかない!」と実感
2009年3月13日 12:00

[映画.com ニュース] 韓国映画界の鬼才キム・ギドクが原案と製作を手がけた話題作「映画は映画だ」(チャン・フン監督)の主演ソ・ジソブがインタビューに応じた。韓国ドラマ「ごめん、愛してる」「バリでの出来事」の大ヒットでトップスターとなったジソブにとって、本作は兵役後、初の本格的な復帰作である。
ジソブが演じるのは、映画俳優の夢を捨てきれないヤクザのガンペという男。そんな彼がヤクザよりも暴力的でプライドが高い映画俳優のスタ(カン・ジファン)に誘われ、映画出演を果たすことから物語は始まり、劇中ではスタから「お前は演技がどんなものなのか、分かっているのか」と問いただされるシーンもある。
「『演技とは何か?』、その答えを出すことは、兵役でしばらく俳優の世界から遠ざかっていた私自身にとっても、大きな課題でした」と語るジソブ。復帰作ということで若干のプレッシャーも感じながら、ガンペという男に自己投影し、演技のカンを取り戻していったという。「とはいえ、演技というものを定義付けることは難しい。答えはいつまでも分からないかもしれません」

しかし、撮影を通して、自分自身が演技を愛していることを再認識したそうだ。「俳優に憧れていたガンペを演じながら、私の心の中からも『演技がしたい』という気持ちが湧き上がるのを感じました。俳優という仕事は一見華やかでも、実際には悲しい思いやつらい経験をすることもあります。それでもソ・ジソブという人間には演技しかないのです」
最近では日本映画「ゲゲゲの鬼太郎/千年呪い歌」や、チャン・ツィイーと共演した韓中合作映画「ソフィーの復讐」に出演し、海外進出も果たしているジソブは、「チャンスがあれば今後も海外の作品に出演したい」と抱負を語る。「常に新しいキャラクターに挑戦したいです。今回演じたガンペはヤクザですが、根はいい人間でした。今後は悪役も演じてみたいですね」と、さらなる俳優道の追求に意欲を見せた。
「映画は映画だ」は3月14日公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下
【ネタバレ厳禁の超一級サスペンス】全感覚を研ぎ澄ませろ――スパイによる究極のスパイ狩り
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

“地球で最も危険な仕事”を知ってる?
【驚がくの実話】ヤバい、ヤバすぎる…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作
提供:キノフィルムズ

ハンサム・ガイズ
【すっげぇ楽しい超刺激作】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

映画を変えた“伝説の映画”
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった
提供:ディズニー

本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です
【ラスト5分の余韻が、あなたの生涯に影響する】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント