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ジョン・ウー監督が、「ハード・ボイルド」続編を自ら映画化

2009年3月10日 12:00

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亀仙人がテキーラ役で真骨頂?
亀仙人がテキーラ役で真骨頂?

[映画.com ニュース] ジョン・ウー監督の製作会社ライオン・ロック・エンターテインメントが、92年の香港ノワール「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」(ジョン・ウー監督)の続編製作の準備に入ったという。

脚本を執筆するのは、ジョン・ウーがプロデュースした「ハード・ボイルド」の公式な続編となるビデオゲーム「ストレンジホールド(Strangehold)」(07)の脚本家チーム、ジェレミー・パスモアアンドレ・ファブリツィオ。主人公・テキーラ刑事の声をチョウ・ユンファ本人が務めているその“続編”ゲームは、誘拐事件を追ったテキーラ刑事が、中国の三合会(犯罪組織)や米シカゴのロシアンマフィアを相手に、香港や九龍の市場やシカゴの博物館で銃撃戦を繰り返すという内容で、映画の続編もこれにならってテキーラが渡米するストーリーになると思われる。

オリジナルの「ハード・ボイルド」は、日本ではDVDが現在絶版状態だが、欧米ではカルト人気を誇り、米エンターテインメント・ウィークリー誌から“映画史上の偉大なアクション映画”第9位に、“映画史上のカルト映画”第18位に選ばれた香港ノワールの代表作だ。特に、チョウ・ユンファ演じるテキーラと、トニー・レオン演じる覆面捜査官トニーが、クライマックスの火事になった病院を舞台に繰り広げる銃撃戦は、アクション映画史上の名シーンとして名高い。

このパスモア&ファブリツィオの脚本家チームは、MGMと米プロレス団体WWEがレスラーのジョン・シナを主演に迎え、チャック・ノリス主演の代表作「地獄のヒーロー」(84)のリメイク企画の脚本家に決まった、と米ハリウッド・レポーター(THR)誌から先週報じられたばかり。ファブリツィオは同じMGMで、ダン・ブラッドリー(「ボーン・アルティメイタム」のアクション監督)が初メガホンを取るジョン・ミリアス監督の戦争アクション「若き勇者たち」(85)のリメイク企画の脚本も執筆している。

今回のニュースは、米映画サイトSlashFilmがTHR誌の「地獄のヒーロー」の記事から、ライオン・ロック側に続編企画の有無を確認して発覚したもので、同サイトは「レッドクリフ」の周瑜役を降板したチョウ・ユンファだが、彼のテキーラ役での再演は確実と見ている。だが、ハリウッドのスタジオがどこに決まるのか、香港でロケされるのか、トニー・レオンは再演するのか、まだ何も決まっておらず、不確定要素が多いのも事実だ。

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