往年のTVシリーズ「宇宙空母ギャラクティカ」が劇場用映画に!
2009年2月23日 12:00
[映画.com ニュース] ユニバーサル・ピクチャーズが、往年のTVシリーズ「宇宙空母ギャラクティカ」を劇場用映画にするプランがあるという。米映画情報サイトIGNが伝えたもので、同シリーズのクリエイター、グレン・A・ラーソン(他に「ナイトライダー」)が脚本とプロデュースを務めるという。
その企画は、現在SCI FIチャンネルで放送されているリ・イマジニング版「バトルスター・ギャラクティカ」ではなく、1978~80年にかけて放送されたオリジナル版がベースになるという。
12の植民惑星に住む(地球外の)人類と、機械生命体“サイロン”との約1000年間にも及ぶ戦争は和平会談を終結するかに見えた。ところが、その会談はサイロンの罠で、彼らの総攻撃を受けた人類はすべての植民惑星を失ってしまう。絶滅の危機にあった人類は、唯一無事だった宇宙空母ギャラクティカを旗艦として生き延びた宇宙船との220隻の大船団を組み、“地球”と呼ばれる13番目の伝説の惑星を目指す、というストーリー。
オリジナル版では、アポロ大尉役のリチャード・ハッチ、スターバック中尉役のダーク・ベネディクトといったスターが生まれ、また、「スター・ウォーズ」の特撮スタッフとして一世を風靡したジョン・ダイクストラやリチャード・エドランドが特撮スタッフとして招かれ、その精緻なSFXが大いに話題になった。
第1回スペシャル番組(パイロット版)を再編集した劇場用映画「宇宙空母ギャラクティカ」(78)をはじめ、2本の続編が日本でも劇場公開されている。それらの製作もユニバーサルだった。
どう考えても、今夏公開されるJ・J・エイブラムス監督のパラマウント映画「スター・トレック」(今夏公開)への対抗心むきだしの企画だが、ユニバーサル映画がどのようなストーリーに仕立てるのか注目される。
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