アラ還の星・秋元順子が「今年も紅白出たい」。「ホルテンさん」イベント
2009年2月17日 12:00
[映画.com ニュース] 「キッチン・ストーリー」「酔いどれ詩人になるまえに」などで知られるノルウェーのベント・ハーメル監督の最新作「ホルテンさんのはじめての冒険」(2月21日公開)。2月16日、東京・麻布のノルウェー王国大使館にて、歌手の秋元順子がトークイベントを行った。
本作は、真面目な男で知られる定年間近の鉄道運転士ホルテン(ボード・オーベ)が、退職前夜の送別会で予期せぬ事態に見舞われ、最後の出勤日に大遅刻をしてしまい……というコメディ。
08年のNHK紅白歌合戦に史上最高齢の61歳で初出場を果たし、「アラ還(還暦前後の人々)の星」と呼ばれて現在も団塊の世代を中心に人気急上昇中の秋元は、「この映画は自分の人生と重なる部分が多く、人生はいつでもスタートし直せると教えてくれました。若い人たちにも見てほしい、人生のヒントがたくさん詰まっている映画です」と映画に太鼓判。初めてのトークショーということで始めは緊張気味だったが、「昔から映画が大好きで、時間があれば見ていました。この映画はノルウェーの景色が特に素晴らしかったです」と次第に会話も弾んでいた。
劇中の主人公は遅刻をキッカケに人生の転機を迎えるが、秋元は「ニューオーリンズに行ってジャズに出会ったことや、娘の激励の言葉などが人生を大きく変えたと思います。今後もさまざまなジャンルの音楽に挑戦し、今年もぜひ紅白に出たいです」と抱負を語り、会場からは暖かい拍手が送られた。