「エルム街の悪夢」リメイク版監督に、ミュージックビデオ出身の新鋭
2009年2月13日 12:00
[映画.com ニュース] 今年春の撮影開始が伝えられる「エルム街の悪夢」リメイク版の監督に、ミュージックビデオのディレクター出身で、今回初めて長編映画のメガホンを取るサミュエル・ベイヤーが決定したようだ。米ハリウッド・レポーター誌が報じている。
ベイヤーは、映画界でこそ無名だが、グランジ・ロックの雄ニルバーナの代表曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」(91)のPVなどで、ミュージックビデオ界ではつとにその名を知られる鬼才。今回のリメイク版の製作を手がけるマイケル・ベイ監督の製作会社プラチナム・デューンズも、以前からその才能に目をつけて何度となく話をオファーしていたという。ベイヤーは同社とはもう1本、オリジナルのスリラー「フィアスコ・ハイツ(Fiasco Heights)」の監督も務めることで契約を交わしている。
なお今回の作品は、今年公開25周年を迎えるウェス・クレイブン監督による84年のオリジナル版「エルム街の悪夢」を比較的忠実にリメイクするもので、シリーズの続編的なものにはならないという。脚本は「ケープ・フィアー」(91)のウェズリー・ストリックが手がける。
監督、脚本が決定し、残すところはキャスティング、それもファンがいちばん気になるのは殺人鬼フレディ・クルーガー役だが、現在のところ分かっているのはシリーズ8作でフレディを演じたロバート・イングランドは続投しないということのみ。ネット上ではいろいろと噂が飛び交っているが、来月にも正式なキャストが発表されるという話もあるようだ。