「スラムドッグ$ミリオネア」の主演俳優、シャマラン監督作に出演決定
2009年2月4日 12:00

[映画.com ニュース] 米アカデミー賞有力候補のダニー・ボイル監督作「スラムドッグ$ミリオネア」に主演した俳優デブ・パテル(18)が、M・ナイト・シャマラン監督の新作に出演することが決定した。英エンパイア誌などが報じたもの。
「スラムドッグ$ミリオネア」で、インド・ムンバイのスラム街で育った孤児ながら人気クイズ番組で次々と正解し、不正を疑われる少年を演じたパテルは、本作で英インディペンデント映画賞ほか、さまざまな映画賞の新人賞を受賞している期待の新星だ。
シャマラン監督の新作「The Last Airbender」は、米子供向けチャンネル・ニコロデオンの人気アニメ「Avatar: The Last Airbender(アバター 伝説の少年アン)」の実写映画化で、特殊能力を持つ12歳の少年が世界に平和をもたらす冒険を描く物語。パテルが演じるのは火の国の王子ズーコ役で、当初はジェシー・マッカートニーが演じる予定だったが、マッカートニーのコンサートツアーのスケジュールにより交代となった。
シャマラン監督はこの新作に、パテルのほか、無名の新人俳優たちをキャスティングしている。気の民の生き残りである主人公アンを演じるのは、テキサス出身の12歳の少年ノア・リンガー。自身の武道の動きを撮ったビデオをシャマラン監督のオーディションサイトに投稿したところ、見事、主役に抜擢された。そのほか、水の国の少女カタラ役にニコラ・ペルツ、土の国のスキ役にジェシカ・ジェード・アンドレス、また「トワイライト/初恋」に出演するジャクソン・ラスボーンも続編「ニュー・ムーン(原題)」の撮影と調整しながら参加するそうだ。
「The Last Airbender」はグリーンランドで3月に撮影開始、2010年7月2日に全米公開の予定。
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