「ハリー・ポッター」撮影現場で事故。ラドクリフのスタントマンが重傷
2009年1月30日 12:00

[映画.com ニュース] 人気シリーズ最終作となる「ハリー・ポッターと死の秘宝」(2010年に第1部が公開予定)の撮影現場で1月28日、事故が発生し、主演のダニエル・ラドクリフのスタントマンを務める25歳の男性が重傷を負ったことが分かった。英ミラー紙などが報じたもの。
現場は、「ハリー・ポッター」シリーズ全作の撮影が行われているロンドン近郊のリーブスデン・スタジオ。報道によれば、空中シーンのリハーサルの最中にスタントマンのデビッド・ホームズが爆風に煽られて落下、地面に激しく体を打ち付けた。スタッフが駆けつけたところ、ホームズに意識はあったものの、「腰から下の感覚がない」と訴えたという。事故の原因と見られる爆発自体はシーンの一部で、想定外のものではなかったようだ。
ホームズはすぐに病院に運ばれ、現在入院治療中とのことだが、今のところ怪我の程度は不明。シリーズ1作目からハリー役のスタントを務めているというホームズは、ラドクリフとも仲が良く、一緒にトレーニングを行うこともあったという。関係者は、「スタントの仕事が大好きなデビッドに麻痺などの後遺症が残らず、完全復帰できることをみな祈っている」とのコメントを発表している。
なお、同作はまだプリプロダクションの段階にあり、この日もスタントシーンのテストが行われていた模様で、現在ニューヨークのブロードウェイで主演舞台「エクウス」に出演中のラドクリフほか、主要キャストは現場にはいなかった。
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