写真家R・メイプルソープの伝記映画製作へ。美人女優がプロデュース
2009年1月21日 12:00
[映画.com ニュース] 映画「チアーズ!」やTVシリーズ「トゥルー・コーリング」で知られる女優のエリザ・ドゥシュクが、エイズにより42歳で早世した天才写真家ロバート・メイプルソープの伝記映画を共同でプロデュースすることが明らかになった。米E!が報じたもの。
ニューヨーク・アートシーンの寵児であったメイプルソープは、男性ヌードや晩年の花のシリーズで広く知られる。ゲイ(バイセクシャル)を公言し、どこか悪魔的な美貌で周囲を魅了した彼はまたスキャンダラスな話題にも事欠かなかった。ソウルメイトと言われるミュージシャンのパティ・スミスとの関係も有名だ。
現在ユタ州パークシティで開催中のサンダンス映画祭に出席したドゥシュクが語ったところによれば、「ちょうど今週に入って、長年の交渉の末にメイプルソープ財団との話がまとまったところ」とのこと。
また、メイプルソープ役にはすでにエリザいわく「恐ろしいほどロバートに似ている」兄で俳優のネイト・ドゥシュクが決定しているという。
なお、今年は89年3月9日に死去したメイプルソープの没後20周年にあたり、日本でも3月にドキュメンタリー映画「メイプルソープとコレクター」(ジェームズ・クランプ監督)の公開が予定されている。