庶民派“肝っ玉オカン”の松坂慶子が登場。「大阪ハムレット」初日
2009年1月19日 12:00

[映画.com ニュース] 松坂慶子が大阪の肝っ玉オカンを演じた「大阪ハムレット」の初日舞台挨拶が1月17日、東京・銀座のシネスイッチ銀座にて行われ、主演の松坂をはじめ、岸部一徳、森田直幸、久野雅弘、大塚智哉、監督の光石富士朗監督が登場した。
本作は、06年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、07年手塚治虫文化賞短編賞を受賞した森下裕美の同名コミックを原作に、大阪で暮らすワケアリ一家の日常を描いた家族ドラマ。夫を亡くし、年頃の少年を抱える働き者のお母ちゃん(松坂)、中3なのに老け顔の長男(久野)、ヤンキーの次男(森田)、女の子になりたい三男(大塚)という久保家に、死んだ父親の弟を名乗るおっちゃん(岸部)が転がり込んできたことから、5人の奇妙な共同生活が始まるというストーリー。
立ち見が出るほど超満員の客席を前にした光石監督は感激の面持ちで、「妻夫木君が出ている『感染列島』に行かないで、こちらに来てくれてありがとう」と挨拶、会場の笑いを誘った。
一方、従来のイメージを覆す肝っ玉母ちゃんに扮した松坂は、撮影を振り返り、「バイタリティあふれる“大阪のオカン”を演じるのはとても楽しかった」とコメント。松坂とは「死の棘」(小栗康平監督)や「犬神家の一族」(市川崑監督)などで共演、気弱な夫を演じてきた岸部も今回は「僕も松坂さんの子供になったような感じで、甘えたくなった」と笑みを浮かべた。
また、子役の大塚が「松坂さんも岸部さんも大スターなのに、全然偉そうじゃなかった」とコメントすると会場は爆笑。松坂は「普段はカトリーヌ・ドヌーブの映画をやっているような劇場で上映していただき、ドキドキします」と謙遜しつつ、「この映画は庶民のお話。ぜひ家族や友だちに薦めてほしい」とメッセージを送った。
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