佐藤浩市がほろ酔いで新成人に訓話。「誰も守ってくれない」試写会
2009年1月13日 12:00

[映画.com ニュース] 殺人犯の妹を保護することになった刑事と少女の姿を通して、現代社会の理不尽さを問う「誰も守ってくれない」(君塚良一監督)。1月12日、東京・汐留のスペースFS汐留で“新成人を祝う試写会”が行われ、主演の佐藤浩市がゲストで登場。新成人を祝うため、佐藤にはビールが振る舞われ、ほろ酔い状態でティーチインが行われた。
本作は「踊る大捜査線」シリーズの脚本家・君塚良一が、同シリーズで警察へ取材をする中で“容疑者家族の保護”に着目し、約10年間構想を温めてきた意欲作で、昨年9月に第32回モントリオール世界映画祭最優秀脚本賞に輝いた。
公開に先立ち、札幌や福岡など全国13カ所を回って試写会に参加し、ティーチインを行ってきた佐藤は、「女性客の方は押し並べて『自分がいつ被害者の親になるか、それとも加害者の親になるか分からない』とおっしゃっていたのが印象的。まさに“今”を象徴してますよね」とコメント。映画では容疑者の妹をマスコミやネット社会から守る刑事役を演じているが「人を守るということは、相手が常に自分の後ろにいるので、つい振り返って確認することを忘れがち。守る自分が“守ってやっている”自分にならないようにしないと」と役柄から学んだことも多かったようだ。
ティーチイン後半では、酔いも手伝ってか「自分がこんなステレオタイプなことを言うオヤジになるとは思わなかったけど(笑)、節目節目で人や作品との出会いに助けられた」と自身の半生をアツく振り返った佐藤。最後は「先輩にしごかれたりもしたけれど、この歳になると、あの時の厳しさは自分にとってはマイナスじゃなかったと思える。僕自身も若い世代に嫌われてもいいから、怒る姿勢を持ちたい」と新成人にアドバイスを送った。
「誰も守ってくれない」は1月24日より公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー