脚本製作中に本物のゴーストが?「永遠のこどもたち」監督に聞く
2008年12月19日 12:00

[映画.com ニュース] 「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロがプロデューサーを務めるスペイン発のスピリチュアルドラマ「永遠のこどもたち」が間もなく公開を迎える。デル・トロ監督とは約15年来の友人であり、長編デビューの本作が米アカデミー外国語映画賞スペイン代表に選ばれた新鋭J・A・バヨナ監督に話を聞いた。
幼き日を過ごした海辺の孤児院を買い取り、障害を持った子どものための施設として再建することを決めたラウラ(ベレン・ルエダ)は、夫カルロス(フェルナンド・カヨ)と7歳の息子シモン(ロジェール・プリンセプ)と一緒に屋敷に移り住む。ところが引っ越した直後から、シモンは空想上の友だちと遊ぶようになり、ある日忽然と姿を消してしまう……。
突然姿を消した息子、彼がトマスと呼ぶ空想上の友だち、やがて明らかになる孤児院の忌まわしい過去など不気味な要素と、何があっても息子を探し続ける母親の深い愛情が交錯するミステリアスな物語を描き出した監督は、「元々は母親と子供の物語が出発点だったんだ。僕自身、観客のリアクションを見てこれが本当に怖い映画なんだって実感したよ」と話す。
「海を飛ぶ夢」のルエダ演じる母親の母性愛を描きながらホラー映画でもある本作について、「この映画は“子供の時に最初に抱く恐怖感”が大きなテーマになっている。子供が独りにさせられた時の恐怖感や、愛する者を失った時に悲しみと同時に抱く恐怖感、そういうものが混ざり合ってストーリーを面白くしているんだ」と自ら分析した。
映画で描かれる“目に見えない者”の存在はあまり信じていないと語る監督だが、脚本を手がけたセルヒオ・G・サンチェスの体験談を挙げ、「彼はこの脚本を書くために山奥の小屋にこもって作業していたんだけど、夜中の2時ぐらいにいきなり電話してきたと思ったら、『今独りで脚本を書いてるんだけど、絶対独りじゃないんだ……』と言い出したんだ。僕は『今日はもう書かなくていいから、しばらく映画のことを考えるのはやめた方がいい』となだめることしかできなかった(笑)」と、寒い季節にさらに背筋が凍りつくような製作秘話を明かした。
「永遠のこどもたち」は12月20日より公開。
関連ニュース

第3回新潟国際アニメーション映画祭コンペ出品作「リビング・ラージ」「口蹄疫から生きのびた豚」「ワールズ・ディバイド」「かたつむりのメモワール」「クラリスの夢」会見
2025年3月19日 19:50





映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【殺しはアマチュア、しかし頭脳は最高】スパイ史上最も地味、だが最も予測不能な男が面白すぎた!
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

片思い世界
【広瀬すず×杉咲花×清原果耶】涙腺崩壊、でも、あ~…何も言えない!! とにかく早く観て!!
提供:リトルモア

社畜が観たらすごかった映画
【前代未聞のオール社畜レビュー】「パラサイト」監督による描く至高エンタメ…果てしなく良かった!
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観よう!【超ネタバレ厳禁】
提供:JCOM株式会社

過激な問題作
【この村の住人は、人間を喰ってる――】狂いに狂った衝撃作。未見の人がうらやましい。
提供:ディズニー

映画館で観ないとぜっっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI