大ヒット中の「トワイライト」の監督が、続編を降板!
2008年12月9日 12:00
[映画.com ニュース] 全米で11月21日に公開され、現在までに1億3000万ドルを超える興行収入を記録している大ヒット作「トワイライト/初恋」(09年4月日本公開)のメガホンを取ったキャサリン・ハードウィック監督が、続編「ニュー・ムーン(New Moon)」から降板することが12月7日、発表された。
米映画サイトIESB.netが報じたところによると、「トワイライト」シリーズを手がけるサミット・エンタテインメントは、「ニュー・ムーン」を09年内か10年の早いうちに公開したい意向で、そのために09年1~3月の撮影を予定していたが、ハードウィック監督は準備期間不足を理由に降板することになった模様だ。
ハードウィック監督は、「『トワイライト』を監督することは、素晴らしい経験でした。サポートしてくれたファンのみなさんに大変感謝しています。また、サミット・エンタテインメントが続編を成功させることを祈っています」とコメントを発表し、サミットのプロデューサー、エリック・フェイグも「キャサリンはこのシリーズの立ち上げのために素晴らしい仕事をしてくれました。その努力に感謝し、将来また彼女と一緒に仕事ができることを願っています」と語るなど、友好的な別れであることを強調。しかし、一方でスタジオと監督との不仲説も流れ、スタジオのある関係者が「ハードウィック監督はとても気難しく不合理で、スタジオは彼女のことが好きではなかった」と漏らしたとも言われている。
ともあれ、一部では「ニュー・ムーン」とシリーズ第3弾の「イクリプス(Eclipse)」を同時に撮影するという話も出ており、スタジオ側は1作目の大ヒットを受けてかなり強気のスケジュールで続編製作を進めていくようで、早急に新監督を決める方針だ。