ジョニー・デップ&ティム・バートン監督の吸血鬼映画が来夏撮影開始!
2008年12月5日 12:00
[映画.com ニュース] 「トワイライト/初恋」で映画界にも吸血鬼ブーム到来か。俳優ジョニー・デップがかねてから出演を切望し、07年に映画化権を獲得していた60年代のゴシックホラー・ソープオペラ「ダーク・シャドウズ」のプロジェクトが、いよいよ来年夏に撮影開始されることになった。
デップがいかれ帽子屋役で現在撮影に参加している「不思議の国のアリス」(2010年夏公開)の製作者リチャード・D・ザナック(「JAWS/ジョーズ」「ドライビング・ミス・デイジー」)が、米映画サイトCollider.comに、来年夏から撮影に入ると明言したもので、噂通りにティム・バートン監督がメガホンを取るようだ。デップとバートンは8度目のコラボとなる。
「ダーク・シャドウズ」は、66年から71年にかけて全米で昼の時間帯に1225話放送された、吸血鬼、モンスター、魔女、狼男、ゾンビなどが登場するホラードラマ。劇場用映画も「血の唇」(70)と「Night of Dark Shadows」(71)が製作されており、今度で3度目の映画化。デップは、TV版でジョナサン・フリッドが演じた吸血鬼バーナバス・コリンズを演じる。
デップは製作業にも大忙しだ。彼の製作会社インフィニタム・ニヒルが、02年に出版されたニック・トーシュの小説「ダンテの遺稿」(早川書房)の映画化権を獲得したようだ。同作は、ダンテの「神曲」をモチーフに、14世紀のイタリアで「神曲」を執筆するダンテと、21世紀の現代でダンテのオリジナル原稿に触れるトーシュの物語が並行して語られるスリラーで、デップはトーシュの方を演じることになるようだ。
俳優デップは、前述した「不思議の国のアリス」のほか、ジェリー・ブラッカイマーが製作する西部劇「ローン・レンジャー」(2010)と「パイレーツ・オブ・カリビアン4」 (2012)といった大作出演が目白押しだが、この「ダンテの遺稿」はアートハウス(単館)系作品になる模様。
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