ギネス認定の最高齢主演女優・菅井きんが現役宣言!「ぼくのおばあちゃん」
2008年10月24日 12:00

[映画.com ニュース] イラストレーターで詩人のなかむらみつるの絵本を、俳優でもある榊英雄監督が映画化した「ぼくのおばあちゃん」が、第21回東京国際映画祭の日本映画・ある視点部門の公式参加作品として上映され、10月23日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木で主演の菅井きん、子役の吉原拓弥、伊澤柾樹、榊監督が舞台挨拶を行った。
本作は、トップ営業マンとして多忙を極めるあまり、自分の家族を省みる余裕のない智宏(岡本健一)が、ある一家と関わったことで、かつて自分に愛情を注いでくれたおばあちゃん(菅井)とのかけがえのない思い出を甦らせ、家族の絆を見つめ直すというハートフル・ドラマ。
主演の菅井は82歳を迎え、今年8月に“世界最高齢映画主演女優”としてギネスにも認定されたばかり。「あとどれぐらいやれるか分かりませんが、生涯現役でいたいと思っています」と力強くアピールした菅井は、映画の主演だけでなく、こうした舞台あいさつも“初体験”だそうで「信じていいんですよね?」と謙遜したり、「私も実際に孫をもつ“おばあちゃん”なので、子役たちに対しても俳優の先輩としてではなく、『孫っていうのはかわいいな』という気持ちで接していましたね」と語ったり、役柄そのままの優しさが垣間見えるコメントに、会場は温かな空気に包まれた。
菅井曰く「現場はみな穏やかな人ばかりだった」そうだが、子役の吉原は「監督が今まで会ったことないぐらいコワい人でした。撮影でも怒られて泣いてしまいました。でも撮影が終わったら優しくなって、アメとムチの使い方が凄いです」とビビりながらの挨拶。それを苦笑しながら聞いていた榊監督は、「同じ俳優として頑張って欲しいという思いから、厳しく指導したつもりです」と胸の内を語った。
最後に、榊監督は、本作が遺作となった故・深浦加奈子さんの名前を挙げ、「とてもいい芝居をしていただいて、これからも監督をやるべくパワーをいただきました」と故人を偲んだ。
「ぼくのおばあちゃん」は12月6日より全国公開。
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