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「何かの間違いじゃないかと思っている」高橋克典主演「只野仁」舞台挨拶

2008年10月24日 12:00

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Hシーンには高橋のアイデア満載
Hシーンには高橋のアイデア満載

[映画.com ニュース] 10月23日、高橋克典主演の人気TVドラマの映画版「特命係長 只野仁/最後の劇場版」が第21回東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、主演の高橋と植田尚監督が舞台挨拶を行った。

金曜夜11時という深夜枠ながら、03年7月の放送開始以来、3つのシリーズと4本のスペシャルドラマがコンスタントに放映され、いずれも高視聴率をマークしたという「特命係長 只野仁」は、柳沢きみおの漫画を原作に、昼は冴えない窓際係長、夜は無敵の特命係長という大手広告代理店勤務のスーパーサラリーマンの活躍を描いたお色気サービスたっぷりのアクション・コメディ。

夜バージョンの衣装で登場した高橋は、待望の映画化について「作品が作品なので、何かの間違いじゃないかと思っている。只野ですからね(笑)」と自嘲気味に話したが、「当初このTVドラマの枠は業界の3分の2の予算ということで、皆がアイデアを持ち寄って作った作品。それが、何年か経ってこうして映画化されることになったので、すべてのスタッフ・キャストの顔が浮かんできて、本当に感激している」と感無量の様子。

植田監督に「Hなシーンはすべて高橋さんのアイデア」と暴露されるなど、映画版でも様々なアイデアも持ち込んだようだが、「スクリーン全体にモザイクをかけて、モザイクが消えると敵が全部倒れているというのを映画ではやりたかったんですが、却下されました。でも今日が(この映画の)ワールドプレミアと聞いて、やらなくて良かったとホッとしてます」と話すと会場からは笑いが漏れた。

最後に高橋は「今の世の中、おかしなことが多いし、世界的な不況ですが、こういうときこそ人の命の大切さ、幸せとは何か、金だけが大事なのかということをリアルに考え直すチャンス。そういったことを最も下らない形で表現しました(笑)」と自虐的に本作をアピールした。

特命係長 只野仁/最後の劇場版」は12月6日より、全国ロードショー。

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