大林宣彦監督が故・峰岸徹さんを偲ぶ。「その日のまえに」舞台挨拶
2008年10月20日 12:00

[映画.com ニュース] 巨匠・大林宣彦監督が重松清のベストセラー小説を映画化した「その日のまえに」が、10月18日、第21回東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」部門で上映され、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、大林監督、南原清隆ら総勢11名が舞台挨拶を行った。
本作は、育ち盛りの息子2人を持つ主婦(永作博美)が突然の余命宣告を受け、彼女とその夫(南原)が「その日」を迎えるまでを綴った物語。
舞台挨拶で自ら進行役を買って出た大林監督は、キャスト陣をそれぞれの役どころと併せて1人ずつ紹介しながら、撮影時のエピソードなど裏話を次々と引き出していく名司会ぶり。さらにマスコミによるフォトコールのタイミングにまで気を遣う大林監督に、南原らは感心しきりだった。
作品について「生きている人が死んでいく人を悲しがるだけじゃなく、その人が『十分に生きた』という誇りを持って一歩踏み出したことを称えて送ってあげましょうと願って描きました」と話した大林監督は、本作を遺作に今月11日に逝去した大林作品の常連俳優・峰岸徹さんに想いをはせ、「今までなら涙で送ったけど、今回は(訃報を)聞いた時にパッと彼の顔が浮かんで、『大林さん、しっかり生きたからね! OKだよね! それじゃあね!』と明るい顔であっちに行きました。そういう風に(明るく)送ってやろうね」と周囲に呼びかけた。峰岸さんの最後の共演者となったキャスト陣は、峰岸さんの似顔絵が描かれたボードにメッセージを書いて故人を偲んだ。
「その日のまえに」は11月1日より公開。
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