スピルバーグとドリームワークスが、パラマウント映画から“正式”独立!
2008年10月7日 12:00

[映画.com ニュース] スティーブン・スピルバーグ監督率いる映画会社ドリームワークスが、40以上のプロジェクトを共同で開発してきたパラマウント・ピクチャーズから完全独立することが10月5日、両社から発表された。
ドリームワークスは、インドのメディア複合企業のリライアンスBIGエンターテインメントと、数10億ドル規模での資本提携が正式に成立。パラマウント映画と親会社のメディア企業バイアコム社(傘下にMTVやニコロデオン)からの脱退が成立したもの。
ドリームワークスとパラマウントの分離独立は友好的なもので、今後続編が作られる「トランスフォーマー」シリーズや、SF映画の古典「地球最後の日」(51)のリメイク企画(2010年公開予定)など一部の作品は今後もパラマウントで配給される見込み。パラマウントはその他にも多くのドリームワークス作品で共同出資や共同配給の形で参加するという。
ドリームワークスは94年に、スティーブン・スピルバーグ、ジェフリー・カッツェンバーグ、デビッド・ゲフィンの3人によって創立され、06年にパラマウントによって16億ドルで買収された。しかし今回の契約で、カッツェンバーグ率いるドリームワークス・アニメーションは2012年までパラマウントとの契約を存続。また、レコード業界の大立て者ゲフィンは映画ビジネスからの引退を発表。今後のドリームワークスは、創始者のスピルバーグ会長兼CEOと、ステイシー・スナイダー会長兼CEO(元ユニバーサル映画CEOで、06年加入)が共同で経営にあたっていく。今後の主な作品に、レオナルド・デュカプリオ&ケイト・ウィンスレット共演のドラマ「レボリューショナリー・ロード」、ピーター・ジャクソン監督最新作「ラブリー・ボーン」などがある。
一方で、ドリームワークスと資本提携を結んだ印リライアンスBIGエンターテインメントは今年5月、Aリスト俳優の製作会社──ニコラス・ケイジ(サターン)、ジョージ・クルーニー(スモークハウス)、トム・ハンクス(プレイトーン)、ブラッド・ピット(プランB)など──とプロジェクトを企画開発していくプランを明かしている。
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