福山ガリレオらの下ネタに柴咲刑事が“献身”的態度。「容疑者Xの献身」
2008年9月24日 12:00
[映画.com ニュース] 昨年冬にフジテレビでドラマ化され平均視聴率20%超の高視聴率を叩き出した「ガリレオ」待望の映画版で、東野圭吾の直木賞受賞小説を原作とした「容疑者Xの献身」がこのほど完成。9月22日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにて、その完成会見と披露試写会が行われ、主演の福山雅治をはじめ、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子、品川祐(品川庄司)、西谷弘監督が1000人の「ガリレオ」ファンの前に顔を揃えた。
本作は、貝塚北署の刑事・内海薫(柴咲)から全裸殺人事件の捜査を頼まれた天才物理学者・湯川学(福山)が、その事件の推理にあたって、容疑者とされた被害者の元妻(松雪)の隣人で、湯川とは大学時代の友人だった現在高校数学教師の天才数学者・石神哲哉(堤)と対決する。
映画出演は「ほんの5g」(88)以来20年ぶり、ドラマと同時進行で“初の映画主演作”に挑んだという福山は「1年にわたって湯川という役が体に染みこんだ状態で過ごしてきた。公開にこぎつけられて感無量。来年40歳ですが、これほど長い年数芸能界で仕事ができるとは思っていなかった。プレッシャーや重荷を感じるような仕事ができるのは幸せなことですね」と満面の笑みを見せた。
一方、女刑事を熱演した柴咲が「撮影中は、福山さん、北村(一輝)さん、堤さんたち男性陣の卑猥な話に“献身的”に付き合いました」と男性キャストが多い現場の実態を明かせば、容疑者役の松雪も「撮影中は精神的に追い込まれて、人を殺してバラバラにする夢を見てうなされたことがありました」と告白。
湯川の友人役で福山との初共演を果たした堤は、彼の印象を「歳も近いし、以前からよく彼のラジオを聴いていたので、初めてという感じがしなかった。まあ、僕ら“天才”同士ですから(笑)」と語り、さらに「僕は基本的に現場ではムダ話しかしない。もしかしたら、福山さんの役作りの邪魔になったんじゃないかな」と先輩映画俳優として貫禄を見せつけると、福山も「最初は本当に邪魔で(笑)。仲良くしてみたら関西の普通のおっさんだった」と切り返すなど、2人の息の合った爆笑トークに満場の観客は大いに沸いた。
「容疑者Xの献身」は10月4日から全国公開。
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