スピルバーグ率いるドリームワークスがパラマウント映画から独立
2008年9月22日 12:00
[映画.com ニュース] スティーブン・スピルバーグ監督率いるドリームワークスが、パラマウント・ピクチャーズから独立した。インドの巨大メディア複合企業から巨額融資を受ける2年間の契約を結ぶことになり、新しい映画会社「ドリームワークス」 として生まれ変わった。これまで3年間、ドリームワークスは、メディア企業バイアコムとその姉妹企業パラマウント・ピクチャーズの傘下にいたが、脱退した。
ドリームワークスは1年間で6作品の製作費として、投資銀行J・P・モルガン・チェイスから7億ドル(約748億円)の借入金があるが、このほど契約したインドのリライアンス・ADA・グループはそれを肩代わりするほか、新たに資本金として5億ドル(約534億円)を供出するという。
今後のドリームワークスは、創始者であるスピルバーグと、重役のステイシー・スナイダー(元ユニバーサルCEO)によって舵取りされる。同社にはパートナーのデビッド・ゲフィンも加わる。ただし、もう1人のパートナー、ジェフリー・カッツェンバーグ率いるドリームワークス・アニメーションはそのままパラマウントとの契約を続けるようだ。
パラマウントの収益の3分の2を稼ぎ出していたと言われるドリームワークスの独立について、パラマウント広報はこう声明を発表した。「新事業を始めるスティーブン、デビッド、ステイシーの幸運を祈ります。スティーブンは世界で最も優れたストーリーテラーの1人であり、映画業界における伝説的存在です。過去3年間にわたり、スティーブン並びにドリームワークスとチームを組み、親しく仕事ができたことは誠に光栄なことであり、今後もスティーブンと素晴らしいコラボレーション関係を築いていけることを心から期待しております」
2社は「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォーレン」など数多くのプロジェクトを抱えている。スピルバーグ監督自ら手がける「タンタン」3部作でも、組むのではないかと噂されている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
むちゃくちゃすぎておもろい
【この“刺激作”、超オススメ!】“中毒者”爆増中! 世界記録樹立の爆裂ヒット作!!
提供:JCOM株式会社
エグい怖い、そしてむちゃ楽しい――
【ホラー映画史上歴代No.1】まずは映像をごらんください――超人気シリーズ、極限の完結編!!
提供:ワーナー・ブラザース映画
たまらなく好きで、狂いそうになる珠玉の一作
3人の青春と絆が、愛おしくて――北村匠海×林裕太×綾野剛に感情移入が止まらない
提供:THE SEVEN、ショウゲート