トム・クルーズが連続殺人鬼“フィレンツェの怪物”に挑戦?
2008年9月8日 12:00

[映画.com ニュース] トム・クルーズと彼の製作会社ユナイテッド・アーティスツが、今年6月上梓されたばかりのダグラス・プレストンとマリオ・スペッツィの共著によるノンフィクション小説「The Monster of Florence(フィレンツェの怪物)」の映画化権を獲得した。
同書は、伊フィレンツェで1968年から85年までの間に8組16名のカップルが殺害された連続殺人事件を追った迫真のノンフィクション。その連続殺人犯はイタリア語で“イル・モストロ(怪物)”と呼ばれ、米西海岸の“ゾディアック事件”と並んで有名な未解決事件でもある。トマス・ハリス著のスリラー小説「ハンニバル」にも引用されていたからご記憶の方も多いはず。
物語は、イル・モストロ事件を題材としたスリラー小説を書くためにイタリアに拠点を移したプレストンが、現地ジャーナリストのスペッツィと出会い、2人で取材や調査を重ねるうちに、イル・モストロとおぼしき男のインタビューに成功するが、そんな矢先、相棒のスペッツィが伊警察により逮捕されてしまうというスリリングな内容。
正式発表はまだだが、クルーズは俳優としてイル・モストロ役か、プレストン役またはスペッツィ役を演じると見られている。また製作の全権を握る彼は「ユージュアル・サスペクツ」「ワルキューレ」の脚本家、クリストファー・マックァリーに脚本執筆を依頼するようだ。
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