佐藤浩市&志田未来「誰も守ってくれない」がモントリオール映画祭で受賞!
2008年9月2日 12:00

[映画.com ニュース] 第32回モントリオール世界映画祭にて、8月31日(現地時間)、佐藤浩市、志田未来出演の「誰も守ってくれない」(君塚良一監督)が上映され、観客から絶賛の声が相次いだ。
ワールド・コンペティション部門に出品された本作は、未成年の兄が小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕され、マスコミの報道やインターネットの書き込みに追い詰められていく少女・沙織(志田)と、その保護を命じられた東豊島署刑事・勝浦(佐藤)の逃避行を描く。共演は、松田龍平、石田ゆり子、佐々木蔵之介、佐野史郎、木村佳乃、柳葉敏郎。
メイン会場で上映前の舞台挨拶に登壇した君塚監督は、「今の日本という国が抱えている問題を描いている。少年犯罪や家族の崩壊。ネットやマスコミの暴走。一つの事件が起こった時、その裏で何が起きているかということを10年にわたって取材し、この作品を作った。最後まで堪能してほしい」と挨拶。上映後、盛大な拍手を送った観客たちからは「容疑者家族が保護されなければならない、今の日本社会の状況に衝撃を受けた」との感想も聞かれた。
本作は、同映画祭の創設者セルジュ・ロジーク氏が、作品のテーマと佐藤の演技に惚れ込み、コンペ部門出品が決定した。佐藤の父・三國連太郎は、日中の囲碁の天才棋士の交流を描いた83年の主演作「未完の対局」でグランプリを受賞している。9月1日午後7時(現地時間)にコンペ部門の結果が発表され、本作は惜しくもグランプリを逃したが最優秀脚本賞を受賞した。
「誰も守ってくれない」は09年1月24日全国公開。
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