「崖の上のポニョ」完成も、宮崎駿監督は落胆?
2008年7月8日 12:00

[映画.com ニュース] 宮崎駿監督の4年ぶり長編最新アニメーション「崖の上のポニョ」(7月19日公開)が完成。7月7日、東京・六本木のグランドハイアット東京で行われた完成報告会見で、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが同作について語った。
「崖の上のポニョ」は、人間になりたいと願うさかなの子・ポニョと5歳の男の子・宗介の物語。6月23日に行われたゼロ号試写を見た直後、鈴木プロデューサーは宮崎監督に「これは傑作だ」と言ったそうで、「宮さん(宮崎監督)と長年仕事をしてきたが、ゼロ号試写が終わった直後にそんなことを言ったのは初めてだった」と同作の手応えを語り、関係者の試写でも「今のところ評判はいい」と自信のほどを語った。
だが、肝心の宮崎監督は「ポニョ役の(奈良)柚莉愛ちゃんと宗介役の土井(洋輝)くんが、初号試写を見ている間ずっと落ち着きがなく、『子供が喜んでいないのでは』と落ち込んでいた」そうで、さらに後日、スタッフの家族を招いて行われた試写でも子供たちから反応がなく、「『子供たちのために作ろうとしたのに、空振りだったのか』と、宮さんの落ち込みがさらに激しかった」とも。
しかし、鈴木プロデューサーは「映画監督というのは、作品が完成してから公開されるまでの間は心配なもの」と、宮崎監督の敏感な反応はあまり気にしていない模様で、「待っているだけで暇を持て余していると精神衛生上よくないので、これから取材や宣伝のキャンペーンにもいくつか参加してもらおうと思う」と話した。なお、公開初日となる19日に宮崎監督と声優陣が揃って初日舞台挨拶と記者会見を行う予定もあり、改めてその場で監督本人の口からどのような発言があるか注目される。
また、気になる海外展開に関しては「初めて北米展開に力を入れてみたい」と語り、スティーブン・スピルバーグの盟友で、ハリウッドの大物プロデューサーであるキャスリーン・ケネディとフランク・マーシャルに全米公開に関して調整を依頼しているという。国際映画祭への出品に関しても「ある映画祭に出すことは決まっているが、発表は映画祭側がする」とした。
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